センスを磨くとは
メンズジュエリー「gian」
デザイナーの田中友美です。
今日は「センス」について
考えてみたいと思います。
センスの語源は「感じる」
「センスがいい」とよく口にしますが
「センス」っていったい何でしょう?
元はラテン語の「sentīre(センティーレ)」から来ており、
「感じる」という意味になります。
辞書(デジタル大辞泉)で引いてみるとセンスとは
「物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。
また、それが具体的に表現されたもの。」
センスといっても身体的な運動に係ることも
「センスがある」と表現しますが、
ここでは美的な感覚のセンスについて話します。
センスのいい人とは?
「センスがいい」人とは、
良いものと悪いものを判断できる能力だと思います。
「良いもの」とは見ていて心地よかったり、
場にふさわしく違和感がない状態、
「悪いもの」とは不快で違和感が感じられる状態
ということになります。
センスがいい人というのは、
この心地よさやしっくりいく感じを追求する能力に長けた人だと思います。
ファッションでセンスがいい人は、
・その色合いはあっているのか?
・バランスはいいか?
・このスタイルが自分に合っているのか?
など、色々な事を常にチェックしています。
今では携帯で簡単にプロ並みの写真が撮れますが、
写真を撮るときは
構図はどうか?色合いは?明るさは?
など、瞬時にチェックして撮っていると思います。
ファッションも同じです。
何度もチェックしながら選んで着ている内に
センスは磨かれます。
しかし大人になると仕事が忙しく、
買い物に行く時間がなかったり、
週5~6日はスーツ、残りの1~2日は普段着となると、
スーツならまだしも、普段何を着ていいのか分からず
昔買った洋服を何年も来ている、、、
という方は多いですよね。
若い時には似合っていた洋服も、
今のあなたの年齢にふさわしくないかもしれない。
また流行遅れもデザインかもしれない。
着ている本人は分からないだけで、周りの人から見ると
残念なことにそれは「違和感」かもしれません。
それが初対面の人とだったら、
貴方の第一印象となります。
とても勿体ないことです。
今からの時代は自分の個性を発揮して
ブランディングすることが求められます。
自分をアピールしていく必要があります。
あの人と喋りたい、友達になりたい
と思ってもらえた方がいいですよね?
先ず、自分はどんな雰囲気を持っているのか?
またどんな風に見られたいのか?
自分を客観的に見ることから初めてみませんか?
センスは「磨く」もの
センスというものは磨き続けないと身に付きません。
しかし今から磨くには時間もお金も掛かります。
似合わない物を買って失敗するのは若い時に経験すればいいのですが、
ある程度の年齢になると失敗する時間もお金も勿体ないです。
そこでお薦めしたいのは、
プロのイメージコンサルタントに見てもらうということです。
どんな色が似合うのか?素材は?形は?
またはヘアースタイルや眼鏡といった小物まで、
似合うデザインを短時間で知ることができます。
もちろん予算にあわせて買い物同行もしてもらえます。
プロの方はどこにどんな洋服があるのか把握しているので、
無駄な時間を掛けず、自分に似合う洋服を手に入れることができます。
私の周りにもイメージコンサルをつけてガラリと印象が変わった人がいますが、
本当に素敵に変身しています。
イメージコンサルタントは女性が殆どですが、
女性目線でコーディネートしてくれるので
女性うけも良くなり「素敵ですね」と声も掛かるはずです。
診断を受けて自分のタイプを知り、
何が似合って似合わないのか知ることができます。
今まで、手に取らなかったデザインの洋服が
貴方の運命を変える一着となるかもしれません。
センスを磨くにはここからスタートです。
自分に似合うものを着ているうちにそれが身に付きます。
その方に似合った装いは相手に好印象に移り、
ビジネスでもプライベートでも活躍の場が広がることでしょう。