見かけがあなたのポジションを決める
メンズジュエリー「gian」
デザイナーの田中友美です。
今日は見た目の印象がプライベートや
ビジネスに与える影響についてお話しします。
女性が本能的に見極める男性のかっこよさとは?
女性が男性をかっこいいと思う瞬間は
どんな時でしょう?
・頼りになる
・仕事ができる
・仲間想い
・弱い人に優しい
・フォローしてくれる
・心が広く寛大
女性ならどれも頷けるものばかり。
しかしこれらは
ある程度一緒に過ごさないと分からないですよね。
しかし見かけの第一印象では、一瞬にして
「かっこいい」か「かっこよくない」かジャッジされます。
その印象で最も重要なのはファッションです。
前のブログで書いたようにファッションでの「センスがいい」人とは
チェック機能が優れた人で、すなわち「敏感な人」だと言えます。
敏感な人とは、あらゆる情報を察知する能力が
優れている人であるとも言えます。
そのような能力のある人は
相手に対する気遣いもそれなりにできるはずです。
センスがいい人は相手のことをよく察するし、
または周りからかっこよく思われたいという意識が強く
「スマートなふるまい」をしたいと思う傾向にあります。
そして女性は本能的にそこを感じ取り、
素敵な時間を過ごせるか、またはエスコートしてくれるか
男性を無意識に判断します。
人は見た目で判断する?
見た目が全てでは決してありませんが
「親しくなりたいか、なりたくないか」
判断されてしまうことは勿体ないです。
料理も美味しいと思う知覚の割合は
なんと視覚が83%も影響しています。
空間や盛り付け等によって味が変わるということです。
人は視覚からみた情報が脳に伝達され物事を判断します。
女性だけではありません。
あなたの見かけはあらゆる人からランク付けされています。
脳科学者の中野信子さんの「空気を読む脳」の本で
『ブランドを身に着けると何がおこるのか?』という
とても面白い例が書かれていました。
「独裁者ゲーム」という分配者と受領者に分かれて、
ある一定の額を分配者側が配分し、受領者側は受け取るだけというゲームします。
このゲームで受領者側にあるブランドのロゴをがついている場合と
ロゴがついていない場合とに分けて行ったところ、
ブランドのロゴがついているセーターの方が25%多かったそうです。
また街頭でアンケート調査に協力してくれる人の数も
ブランドのロゴがついてる人の方が多いとの結果になったそうです。
またホテルやレストランの対応も、
きちんとした身なりをしている人には
いい部屋や良い席に案内してくれというのは話は良く聞かれると思います。
優位な立場はより優位に扱われます。
今はブランドのロゴがついた洋服を探すほうが難しいと思いますが、
良いものとは素材や仕立てが違うので見ればわかります。
ブランド品を身に着ける事で、
「ブランド品を買える人=経済的な余裕のある人」
つまり、
すでに一定の経済的な社会的地位を得ている人と判断されます。
見た目がビジネスにもたらす効果
これがビジネスシーンであれば、
この人と互恵関係を築けば利益の増大が見込めると判断され
友好なパートナーシップを築こうと貴方の周りには人が集まってくるでしょう。
スーツを変えたら売り上げが上がった
という話も良く聞きますが、
自分に似合った良い物を着こなすことで
ビジネスチャンスも増えるということなので
『着こなしが貴方のポジションを決める!』
という意味がお分かり頂けたのではないでしょうか。
とはいえ「ブランド品だから良い」のではなく
そのブランドの理念や職人の優れた技術が素晴らしさに共感し、
そのブランドを好きになって身に付けて頂きたいです。
自分の生き方にあっているか?
そこまでの一貫性があると、
大人のカッコよさが更にアップするのではないでしょうか。